Ayuo and Seashell String Quartet ドビュッシー1

一昨日の話題になってしまいすいません。
Ayuoさんのコンサート、常に見せる活動が印象的で、割合少人数編成のものが過去に見た範囲では多かったかと思うが
今回は、(一時的に敬称略)
Ayuo(Vo,語り,踊り,bouzouki)
甲斐文子、大鹿由希、宮野亜希子、松本卓以(Violon,Violon,Viola,Cello)に
ゲスト 上野洋子(Vo,語り,Key(主にオルガンの音色),Per)、YOSHIE(踊り,語り)、立岩潤三(Darbuka,Per)
という大所帯。客席は立ち見が多く出るほど。
前半はドビュッシーの楽曲をAyuoさんが編曲(一部の曲はAyuoさん自身が作曲)。
軸は組曲形式の「Songs of Bilitis」。ファンタジックなPierre Louysによる詞を訳を織り交ぜながら踊り語り歌い、間に弦楽四重奏を挟む。美しい。ダンスもきれいでした。
後半最初は上野さん作曲による弦楽四重奏+立岩さん上野さんPerの「Opus 822」。ドビュッシーが好んで用いたとされる全音音階に、変拍子民族音楽的展開。そして新曲や既発曲(Song of Songs、Night in the Gallary)など。
Ayuoさんのブズーキ独特の不思議な音階による和音のコード、これに弦楽器も加わるので、重厚で心地良い。
肩肘張らずに楽しめつつも濃い時間でした。11月にもこの編成に高橋アキさん(ピアノ)を加えるとのこと。楽しみ。