川の底からこんにちは（ネタバレなるべくせず）

ドラマも映画も少ししか見ない、活字も参考書と時代小説の他は少ししか読まないな私ですが、
見ているテーマとしては「生きる価値」「死生観」ものがやけに多い気がする。
大分遡ると音楽だとHi-Posiの「身体と歌だけの関係」〜「そなえよつねに」なんかだし、
「スカイハイ」とか、「自虐の詩」とか、つい最近だと「愛のむきだし」ですね。
そしてその「愛のむきだし」で女優としての力をまざまざと見せつけられた満島ひかりさんの映画初主演作（でいいの？）
「川の底からこんにちは」。見てまいりました。

しじみ工場をテーマにした、ある種の人情喜劇。
かなり力ずくな展開でよくわからない部分や突っ込みどころも結構あったけど、
「ナンセンスなんだ」と通り越して考えれば楽しめます。
満島さんの吹っ切れたキャラは「プライド」「愛のむきだし」でも存分に発揮されたとおり。
エネルギッシュな泣き顔は男心を打ちのめされます。

虚無の境地から、満島さん演じる佐和子とそれを取り巻く人々が
たどり着く結論としては、まあ表現としては過激だけど妥当なところかなといった感じ。

いつか勝つために生まれているって聞いたことあるな、ヨソの話だけど。
見終わった後に色々考えさせられた点ではこの映画を見に行った価値は今の私には十分あったと言えますね。

明日は中森友香さん出演の「家電'a Walker」録画したの見ます。では。

追記
最前列のほぼ真ん中の券を取ったため、スクリーンは見づらかったですが挨拶で監督や縁者を見られたのは良かった。
満島さんは凄く可愛いのに、なんであんなに鋭利な…

追記２
満島さん、中森さん、ちょっと遡って小川範子さん、音楽だとeeyoさん。（上野洋子女史はちょっと違うか）
なんだか顔の傾向が…